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☆☆☆小豆島ドットコム週刊ウエヴマガジン☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 | ◆目 次◆
1) 発行曜日の変更のお知らせ!
2) 最新の紅葉情報
3) 二十四の瞳の紹介 |
http://www.e-shodoshima.com/
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆2002/11/17号☆☆☆
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┃1 ┃ ウエブマガジンの発行日を毎週日曜日に変更します。
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誠に申し訳御座いませんがこれまで毎週水曜日に発行していました
当ウエブサイトのウエブマガジンの発行日を毎週日曜日に変更させ
ていただきます。宜しくお願い申し上げます。
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┃2 ┃ 最新の紅葉情報
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昨日の小豆島の天候は晴れたり曇ったりりでした。午後、寒霞渓の
麓の石門付近で紅葉の写真を掲載しておきます。寒霞渓まで昇るロ
ープウエイは乗車待ち時間が2時間の時もあったそうな昨日の土曜
日でした。観光客が大変多かったです。
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┃3 ┃ 二十四の瞳 十五回目
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「ふん。しかし女の子ならそれもよかろうが、男の子にはふさわしからぬ
歌だな。ここらでひとつ、わしが、やまとだましいをふるいおこすような
歌をおしえるのも必要だろ。生徒は女ばっかりでないんだからな。」
おくさんのまえでむねをはるようにして、ことのついでのように、いま
のさっきまでふたりでけいこをした唱歌をうたった。
「ちんびきのいわは、おんもからずうー。」
「しっ、人がきいたら、気ちがいかと思う。」
おくさんはびっくりして手をふった。
そして、いよいよあくる日、唱歌の時間がきても、生徒はのろのろと教
室にはいった。どうせ、きょうもまた、オルガンなしにうたわされるのだ
と思って、はこぶ足もかるくなかったのだろう。小石先生だと、土曜日の
二時間めがおわると、そのままひとり教室にのこって、オルガンをならし
ていたし、三時間めの板木がなるとともに行進曲にかわり、みんなの足ど
りをひとりでにうきたたせて、しぜんに教室へみちびいていた。どんなに
それがたのしかったことか、みんな、心のどこかにそれを知っていた。口
ではいえない、それはうれしさであった。だから、小石先生がこなくなっ
たいま、口ではいえないものたりなさが、心のどこかにあった。それを、
気づくというほどでなく、みんなは気づいていたのだ。
「先生はきき役しとるから、みんなすきな歌うたえ。」
オルガンなど見むきもせずに、男先生はそういうのだ。うたえといわれ
ても、オルガンがならぬと歌はすぐに出てこなかった。出てきても調子っ
ぱずれだったりする。
ところが、きょうはすこしちがう。教室にはいると男先生はもう、オル
ガンのまえにちゃんとこしかけてまっていた。おなご先生とすこし調子が
ちがうが、ブブーと、おじぎのあいずもなった。みんなの顔に、おや、と
いう色が見えた。二まいの黒板には、いつもおなご先生がしていたように、
右がわには楽譜が、左がわにはきょうならう歌が、たて書きに書かれてい
た。
千引きの岩
千引きの岩は重からず
国家につくす義は重し
事あるその日、敵あるその日
ふりくる矢だまのただ中を
おかしてすすみて国のため
つくせや男児の本分を、赤心を
漢字にはぜんぶふりがながうってある。男先生はオルガンのまえから教
壇にきて、いつもの授業のときのように、ヒッチクダケの棒の先で一語一
語をさししめしながら、この歌の意味を説明しはじめた。まるで修身の時
間のようだった。いくらくりかえして、この歌のふかい意味をとききかし
ても、のみこめる子どもはいくにんもいなかった。一年生がまっさきに、
二年生がつづいて、がやがや、がやがや。三年生と四年生の中にも、こそ
こそ、こそこそ、ささやき声がおこった。と、とつぜん、ピシッと、ヒッ
チクダケがなった。教壇の上のつくえをはげしくたたいたのである。とた
んに、ざわめきはやみ、ハトのような目が、いっせいに男先生の顔をみつ
めた。男先生はきびしく、しかし一種のやさしさをこめて、
「大石先生は、まだとうぶん学校へこられんちゅうことだから、これから、
男先生が唱歌をおしえる。よくおぼえるように。」
そう言ったかと思うと、オルガンの方へいき、うつむきこんでしまった。
まるでそれは、 はずかしがってでもいるように見えた。しかもそのしせ
いで男先生はうたいだしたのである。
「ヒヒヒフミミミ、イイイムイ。はいっ。」
生徒たちはきゅうにわらいだしてしまった。ドレミファを男先生はむか
し流にうたったのである。しかし、いくらわらわれても、いまさらドレミ
ファにしてうたう自信が、男先生に
はなかった。そこでとうとう、ヒフミヨイムナヒ(ドレミファの音階)か
らはじめて、男先生流におしえた。そうなるとなったで、生徒たちはすっ
かりよろこんだ。
・・・ミミミミフフフ ヒヒフミヒー フーフフフヒミイ イイイムイ
ミ・・・・・
これでは、まるで、気ちがいがわらったりおこったりしているようだ。
たちまちおぼえてしまって、その日から大はやりになってしまった。だれ
ひとり、その勇壮かっぱつな歌詞をうたって、男先生の意図にそおうとす
るものはなく、イイイイムイミーとうたうのだった。
つづく
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ おわり ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
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