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西国霊場めぐり

第九番 興福寺 南円堂

【第九番 興福寺 南円堂】
宗派:法相宗
本尊:不空羂索観世音菩薩
開基:藤原冬嗣
創建:弘仁4(813)年
御詠歌:春の日は 南円堂に かがやきて
               三笠の山に 晴るるうす雲

興福寺は飛鳥時代から奈良、平安時代にかけて、政治の中心で権力をふるった藤原氏の氏寺として創建された。
広大な境内の南西に建つ堂が南円堂。
国宝の不空羅索観世音菩薩を安置し、西国観音霊場としてお参りの人々で賑わう。
藤原一門のカで発展壮大な伽藍を描く大寺院。
【由来】
南都七大寺の一つ興福寺は天智8(669)年、藤原鎌足の病気完治を願い、妻の鏡女王が山階寺(京都市山 科区)を建立したのが始まりだ。
和銅3(710)年、藤原不比等が平城遷都にともない、寺を移転して「興福寺」と改 名した。
大寺院になった寺は平城京の政権の安定を担うとともに、藤原氏の権勢の大きさを物語っていた。南円堂の創 建は弘仁4(813)年、藤原冬嗣が父、内麻呂の追善供養のために建てたもの。藤原一族の中でもとくに権勢を誇 った内麻呂・冬嗣ゆかりの一堂だけに、興福寺の中でも重要な位置を占め、寺勢は大いに栄えたといわれる。現在の 南円堂は四代目で、寛政元(1789)年に再建されたもの。

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