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第三十二番 繖山 観音正寺

【第三十二番 繖山 観音正寺】
宗派:天台宗(単立寺院)
本尊:千手千眼観世音菩薩
開基:聖徳太子
創建:推古天皇13(605)年
御詠歌:あなとうと 導きたまえ 観音寺
               遠き国より 運ぶ歩みを

聖徳太子が建立した人魚伝説が残る寺。標高433mの織山山頂に建つ。
【由来】
聖徳太子が建立した寺で、その歴史は古く、寺伝には人魚にまつわる伝説が残る。
推古天皇13(605)年、聖徳太子が葦原から現れた人魚と出会った。「生前、神仏を尊ばず、魚の殺生を生業と しておりましたので、このような姿になりました。繖山にお寺を建立して私を成仏させてください」という人魚の願いを 聞き入れた太子はみずから千手観世音像を刻み、山頂に堂塔を築いたという。
かつてはほんどうに「人魚のミイラ」が安置されていた。
鎌倉から室町期には近江国の守護職、佐々木六角氏の庇護を受け、寺は大いに栄え、 子院も33を数えた。しかし戦国の世になり、佐々木氏が織田信長に滅ぼされるとともに、寺の堂塔も焼失。慶長11(1606) 年に教林坊の僧、宗徳法橋の尽力で現在地に復興された。

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