西国霊場めぐり
第十九番 霊ゆう山 行願寺[革堂]
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【第十九番 霊ゆう山 行願寺[革堂]】
宗派:天台宗
本尊:干手観世音菩薩
開基:行円上人
創建:寛弘元(1004)年
御詠歌:花を見て いまは望みも 革堂の 庭の千草も 盛りなるらん
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鹿草をまとい草聖と呼ばれ、観音信仰に生きた行円上人。
行願寺よりも「革堂」「こうどうさん」の通称で知られている。西国三十三ヶ所の中で唯一の尼寺だ。 寺町通と竹屋
町通がぶつかるあたりに山門がある。山門横の石碑に「一条かうどう」とあるのは、もとは一条油小路にあった名残や、
また一条天皇の勅願によって建てられたためとの諸説がある。
【由来】
開基は行円上人。出家前は狩人だった行円は、あるとき射止めた鹿の腹で子が生きているのを見て殺生の罪深
さを知り仏門に入った。以降は行円と名乗り、殺した鹿の革の衣をまとって、命の尊さを説いてめぐり、3年をかけて
千手観音を刻んだ。その噂を聞いた一条天皇が行円のために一堂の建立を認め、寛弘元(1004)年に本堂が完成
したと伝わる。行円はいつも鹿の衣を着ていたため、人々から「革上人」や「革聖」と呼ばれた。
その後、行円は仏への供養と帰依の一念に生きた。48日間に48講を開き、法華経1千部を書写供養し、およ
そ3千体の仏像を描くなど徹底した修行で白らの信仰を深めていったと伝わる。寺には上人の皮衣が保存されて
いるという。
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