西国霊場めぐり
第十七番 補陀洛山 六波羅蜜寺
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【第十七番 補陀洛山 六波羅蜜寺】
宗派:真言宗智山派
本尊:十一面観世音菩薩
開基:空也上人
創建:天暦5(951)年
御詠歌:重くとも 五つの罪は よもあらじ 六波羅堂へ参る身なれば
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市中を歩き、庶民の救済に努めた、市の聖、空也上人。
六波羅蜜とは、迷いの此岸(現世)から悟りの彼岸(浄土)へ至るための徳目で、布施、持戒、忍辱、精進、禅
定、智慧の六種の修行を意味している。
【由来】
寺の開基は「市の聖」と呼ばれ庶民に慕われた空也上人。寺伝によると天暦5(951)年、都に疫病がはやり、村
上天皇は悪病退散の指示を空也上人に下した。上人は十一面観世音を刻み、車に乗せて曳き回り、観音に供え
た結び昆布と梅入りの「皇服茶」を人々に飲ませ念仏を唱えて鎮静させた。
そして亡くなった人々を供養するために一堂を建て十一面観音を祀ったのが寺の始まりだと伝わる。当初は西光寺と
呼ばれたが、のちに弟子の中信が仏教の言葉、六波羅蜜から寺号を改称した。
その後も上人は首に鉦鼓をかけ撞木と鹿杖を持ち、破れた衣をまとい、念仏を唱えて庶民を救済して歩いたといわれ
る。そんな伝説を受け継ぎ皇服茶は今も正月三か日、参拝客にふるまわれる。
また宝物館では、念仏を唱える口から6体の阿弥陀が現れるという伝承に基づいて造られた空也像を見ることができる。
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