西国霊場めぐり
第十五番 新那智山観音寺 今熊野観音寺
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【第十五番 新那智山観音寺 今熊野観音寺】
宗派:真言宗泉湧寺派
本尊:十一面観世音菩薩
開基:弘法大師
創建:天長年間(824〜834)
御詠歌:昔より 立つともしらぬ今熊野 ほとけの誓い あらたなりけり
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弘法大師が開き繁栄。かつては月輪山一帯が寺域。
京都東山の深緑に包まれて建つ観音寺。現在は御寺と呼ばれる皇室の菩提寺、泉涌寺の塔頭だが、かつて
は二十町の広大な境内で、鴨川から観音寺大路が通じていたという。
【由来】 創建の年代は諸説があるが、天長年間(824〜834)に弘法大師が開いたと伝
わる。犬師がこの万輪山を訪れたところ白髪の翁から十一面観音を与えられ、「この地は観音ゆかりの地、この観音像
を祀って末世の衆生を救いなさい」と言われた。大師はこのことを嵯峨天皇に奏上し、そして天皇の許可を得て一寺
を建立した。本尊に十一面観世音菩薩を、脇に不動明王、昆沙門天を配して祀ったのが、寺のはじまりと伝わる。
その後は庶民の信仰を集め栄えていくが、応仁の乱で全山焼失する。現在の本堂はかつての奥之院の巡礼堂だ
ったという。新那智山とは、熊野信仰に熱心だった後白河天皇が山麓に新熊野神社を造り、この寺を本地仏にし
たことからそう呼ばれるようになった。
大師が錫杖で岩根を突くと湧き出した清水と伝わる「五智水」という霊泉が残っている。
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