西国霊場三十三ヶ所めぐり
第十番明星山 三室戸寺
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【第十番 明星山三室戸寺】
宗派:本山修験宗
本尊:千手観世音菩薩
開基:行表和尚
創建:宝亀元(770)年
御詠歌:夜もすがら 月を三室戸 わけゆけば 宇治の川瀬に 立つは白波
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三人の天皇の御寺から三室戸寺に改称
宇治川が流れる宇治は美しい渓谷
美に包まれた風光明媚な地。平安時代には貴族たちの別荘地、行楽地とし
て栄えたところで、紫式部の書いた『源氏物語宇治十帖』の舞台ともなっ
た地としても知られる。 三室戸寺は宇治橋から北東へ約2km、深い緑に包
まれた山腹に建つ。
【由来】
寺の歴史は古く、開山は奈良時代まで遡る。寺伝によると、宝亀元(770)
年に天智天皇の孫、白壁皇子(のちの光仁天皇)が夢のお告げで観音の姿を
見た。使いをやったところ宇治山奥の志津川の岩渕から金銅の千手観世音像
が現れた。この観音像を安置するため、奈良大安寺の行表和尚を招き、伽藍を
建てて御室戸寺にしたと伝わる。この寺が光仁、花山、自河三天皇の離宮
にもなったので、「御」の字を「三」に置きかえ三室戸寺と改称したといわれる。
平安後期には大いに栄えたが、織田信長による焼き討ちなどで寺運は衰えて
いく。江戸時代になると、西国霊場として多くの参拝者を集めた。
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