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四国八十八ヶ所霊場 第八十五番 五剣山観自在院 八栗寺

所在地:〒761-0120 香川県高松市牟礼町牟礼3416
電話:087-845-9603
宿泊施設:なし

【由来】
天長六年(八二九年)の創建で千手観音を祀り千手院と称していた。
弘法大師が青年の頃にこの山に登り修行していたとき、五柄 の利剣が虚空より降ってきて、その剣をこの山に埋め山の鎮護としたので五剣山と名づけ山頂から八ヶ国(中・四国)が見えたので八 国寺という。その後、弘法大師が入唐前に再び登られ植えられた八つ焼き栗が成長繁茂した不思議な霊地の寺なので八栗寺と改めたと いう。なお、木食上人が勧請した歓喜天は黄金五寸像でその霊験あらたかであるといわれている。

【民話】
五剣山の由来。
弘法大師が子供の頃、ここに登って泥土で三千仏を作って遊んでいたが、年頃になって求聞持の法を修めた時、金剛蔵王の示現 によって千手観音の像を刻んで堂を建てたのが寺の創りだと云う。
その時金剛蔵王の持っていた五柄の剣を山に納めたので五剣山と名づけたと伝えられている。

  八栗の天狗さん。
八栗五剣の峰に天狗が住んでおり、その名を「中将坊」といいます。
本堂の奥に中将坊という処があり、このお堂に紅白の下駄がたくさん上がっている。天狗さまに奉納したものです。
新しいのを奉納したものが、一晩たって翌日行って見ると必ず歯がよごれているそうです。
天狗さまがはいて歩かれた証拠だという。
新しい下駄の好きな天狗さまのようです。
(註)讃岐三天狗-金毘羅山「金剛坊」白峰山「相模坊」八粟山「中将坊」
又八栗の中将坊(天狗さん)は、山の護り神として、悪心を持った人間がお山入り すると、天狗の怒にふれて嶽から投げ飛ばされるという伝説も残っている。

禁を犯した尼さんの話
その昔、五つの剣峰のうち一つが際立ってかけている。この峰にこんな伝説があります。
この山は女人禁制であったが、一人 の尼さんがやってきて、『白分は女であるが、道心堅固であるから男も同然』といって、禁を犯して峰に登った。
そして巨巌に抱きついたところ、天地震動と共に、その巌が崩れ尼さんと共に谷底に落ちてしまった。女人禁制を甘くみた罰 で尼さんは死んでしまったといわれている。

(註)記録ー元禄十一年五月一日大雨のため北峯中程より裂け、落下す。又、宝永四年十月四日、大地震ありて東峯折れ北に落 下すとある。

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