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四国八十八ヶ所霊場 第七十九番 金華山高照院 天皇寺
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所在地:〒762-0021 香川県坂出市西庄町字天皇1713−2 電話:0877-46-3508 宿泊施設:なし
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【由来】
日本武尊が瀬戸内海の怪魚を退治されたおり、兵士たちを死から救ったという八十八場の泉。
弘仁年間、この地に来錫した弘法大師が霊感を得たのでこの泉で得た霊木で十一面観音、愛染明王、阿弥陀
如来の三尊像を刻み堂宇を建立。金華山摩尼珠院と名付け、七十九番札所と定めた。のち保元の乱(一一五八年)に敗れた崇徳上皇は
讃岐国に配流され、四十六才の崩御のとき、その枢を八十場の冷泉に二十日間浸した。(都より検使がくるまで)そののち霊を慰める
ため、少し登ったところに白峰神社を創建して、その境内に摩尼珠院を移し別当寺として扱ったという。このとき寺号も天皇寺と改めた。
【民話】
むかし城山に城山長者というお金持ちが住んでいました。
城山の長者には、絵のように美しい娘がありましたが、どうしたことか足が立ちません。
そこで、長者は、城山のてっぺんからふもとまで、車みちをつくって、朝ばん二回
散歩することにしていました。
娘はそれをいつもよろこんでいました。
城山のふもとの金山には、金山長者という金持ちが住んでおりました。 金山の沖の海の底には、金山があったか
ら、このあたりでとれる鯛は、金色に光っていました。そして、とても高く売れました。
だから、金山長者は、よその国からめずらしい宝石や織物を買いあつめることができました。
ある日のこと、金山長者は、 「宝くらべをしよう。」 と、城山長者に申し入れました。
「これは、こまったことになったぞ。」
城山長者は、娘の足の治療にお金を使ってしまっていました。
いよいよ、その日になりました。城山長者の家には大勢の見物人があつま
りました。
金山長者は、宝ものを何十頭もの馬につんで、庭まではこんできました。
見物人は、その宝物におどろきの声をあげました。
城山長者は、車に娘を乗せてあらわれました。そして、 「これがわたしの一番の宝物
です。」 といいました。
娘の心の中には、城山の松や草花のうつくしさがしみとおっておりました。
見物人は娘のうつくしさに思わず、
「おお。」と叫びました。
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