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四国八十八ヶ所霊場 第七十八番 仏光山広徳院 郷照寺
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所在地:〒769-0210 香川県綾歌郡宇多津町1435 電話:0877-49-0710 宿泊施設:なし
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【由来】
聖武天皇の神亀二年(七二五年)行基菩薩の開創。 大同二年(八〇七年)には弘法大師が巡錫のとき仏法有緑の地として七十八番札
所に定めた。のち弘仁六年(八一五年)四十二歳のとき一刀三礼して、大師自作のご尊像を刻み厄除けのご誓願をされた。以来正応元
年(一二八八年)来錫した一遍上人は、一遍流の法門による光明を大衆に与えたことにより踊り念仏する念仏道場になった。それまで
の真言宗を一遍上人の時宗に改宗した。なお時宗(一遍上人が開祖された)の宗派は四国霊場では唯一寺のみである。
【民話】
今から六百年前、郷照寺に臨阿という歌や詩を作るのが好きなお坊さんが住んでいました。
そして、細川頼之というこの国のお殿様も学問や歌、詩が好きでしたので二人はすっかり仲良くなったのです。
お殿様は、臨阿のために遠い所から真赤な花の咲く緋桜という桜の木を取り寄せてお寺の周囲に植えたり、庭や池を作ったり、
お堂を直したりしたので、大変立派なお寺になりました。
ところがしばらくして、頼之様は将軍様に招かれて都へ行ってしまわれ、臨阿も又都の大きな寺に招かれて行く事になりました。
臨阿が都へ出発する日が近づいたある日のこと。臨阿は犬に追われていた子ダヌキ
を助けてやりました。動物好きな臨阿は子ダヌキの傷の手当をし、傷が治るまで大事に世話をし、放してやったのです。
臨呵が都へ行ってからは、戦争や飢饅が続き、お寺のお坊さん達もいなくなる事が多くなると、悪人がたびたび郷照寺に住みつ
こうとすることがありました。ところが、いつもタヌキのお化けが玩われ、悪人達を化かしてひどくこらしめるので、誰も住み
つく事が出来ません。
それからは近くの信心深い人達が大切にお寺を守り続けてきました。いつも本尊様の前や大師堂の前にはお花が供えられお参
りする人も絶えませんでした。これもタヌキが守ってくれたお陰ということで、誰からともなく「常盤明神」というお寺を守る
タヌキの神様としてまつられるようになりました。そのせいか、犬を飼うと必ず変な出来事や災難を受けるといわれ、今でも犬
を飼わないそうです。
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