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四国八十八ヶ所霊場 第七十三番 我拝師山求聞持院 出釈迦寺
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所在地:〒765-0061 香川県善通寺市吉原町1091 電話:0877-63-0073 宿泊施設:なし
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【由来】
弘法大師が七才のとき、捨身が嶽から「仏道に入って衆生を救いたい。成就するなら霊験をあたえたまえ、さもなげればこの身を諸
仏に捧げます。」といって断崖から身を投げるのであった。
するとこの時、釈迦如来と天女が現われ雲上に大師を抱きとめ「一生成仏」の宣を授けたと伝わる。その願いが成就することを示された
大師は出現した釈迦如来像を刻んでご本尊とし、堂宇を建てて寺号を出釈迦寺、うけた霊験から山号を我拝師山と名づげた。
寺の境内には我拝師山山頂の捨身ヶ嶽の遥拝所があり、ここから一.八キロほど行くと大師が身を投げたという山の断崖がある。
【民話】
むかし満濃池の龍が小蛇に化けて堤の芝生で昼寝をしていた。
時に近江の比良山に住んでいた天狗が、鳶に化けて池の空を飛んでいたが、ふと小蛇を見つけてひっ
つかみ比良山の岩窟に連れ帰って閉じ込めた。龍はあたりが暗く食物も水もないので昇天することができず死なんばかり
に弱り果てた。その後また天狗は比叡山の僧が手を洗おうと縁に出て盥を持っていたのを捕えて帰り同じ岩窟に入れた。
龍は僧が入って来たのを見てその捕えられた事情を聞いた。
そこで 「お前のもっているたらいに水があるか。もし水があったら我の力でお前を救い元の寺へ帰してやろう一」
僧は喜んで手にもっていたたらいを傾けたところ僅か一滴ばかりの水があったので僧はこれを龍に与えた。龍は僧を背
負ってすさまじい雷鳴とともに黒雲を巻起し岩窟を破って、またたくまに比叡山の元の坊へ連れ帰った。山坊の僧達は異
様な物音に驚いて来て見ると先日行方不明になった僧が荘然縁側に立っているのでその事情を聞いて大いに驚いた。
龍は更に飛んで京都に至り比良山の天狗が荒法師に化けて都大路を歩いているのを見つけ、飛降りて蹴殺し、その仇を復
したとのことである。
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