すずめのお宿大国屋
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四国八十八ヶ所霊場 第四番 黒巌山遍照院 大日寺

所在地:〒779-0113 徳島県板野郡板野町黒谷居内5
電話:088672-1225 宿泊施設:なし

【由来】
弘法大師の開基した寺。本尊の大日如来は一尺八寸の秘仏、弘法 大師の彫刻によるもので大師はこのあと寺号を本尊名にちなんで大 日寺と名付けられた。山門を入ると正面に本堂があり、右手の大師 堂とは、西国の三十三観音像を安置した週廊でつながっている。衰 運、再興をくりかえしたこの寺も天和貞享年間に再建された。
本尊の大日如来は当時の阿波藩主蜂須賀家の守り本尊でもあった ところから、同家の尊信を厚く受け、元禄年間に現在の堂塔を大修 理されるなどの庇護を受けた。現在の寺は、人里をはなれ、三方を 山に囲まれた閑静な中に、朱色の山門、本堂がおごそかなたたずま いをみせている。

【民話】
むかし、たいそう働き者の石屋がおった。
毎日毎日、くる日もくる日も、大きな石小さな石を相手にカッチン、カッチンと働いてい たが、たいくつでしかたなくなった。この世の中で一番えらい者になりたいと思うように なった。
「そうじゃ。村の神さんに聞いてみよう。」
と思いつき村の神さんに聞くことになった。
「神さん、神さん。一番えらいのは誰かのう。」
神さんは
「それはお日さんにきまっている。」
と教えてくれた。
「それでは神さんお願いだからわしをお日さんにしてもらえないだろうか…。」
「それほどお日さんになりたいのならしてやろう。」
ということで神さんは石屋をお日さんにしてしもうた。お日さんになった石屋 はおおいばりで毎日く、いい気分で天を走りまわっていた。ところが雲が出てきて自分 をすっぽりつつむ。今迄走り廻っていたお日さんも黒雲にはどうしようもない。神さんは お日さんが一番えらい者だといったが、お日さんよりえらいものは「黒雲じゃ。」神さんに お願いして黒雲にしてもらおうと、神さんをたずね黒雲にしてもらった。黒雲になった石 屋は喜んでおおはしゃぎをしていたが、大風がやってきて、吹き飛ばされてしまった。石 屋はまた
「神さまこんどは風にしてください。」
とたのみ風にしてもらった。こんどもいい気分になり、はしゃぎ廻っていた。ところがま た、おおきな石にぶつかり、何度も何度も体をぶつけたが大石は平気の平でした。石屋は また
「神さん、今度は大石にして下さい。」
とたのみ大石にしてもらった。大石になって世 の中をみるとなんと気分のいいことか、これこそ世の中で一番えらい者だとほくそえんで いたが、ある日石屋が来て、頭といわず体中「コッツン、コッツン」と打たれ、体はやつ れ細ってきました。石屋はこれは大変、いまに命がなくなる、もう一度神さんにお願いして 石屋にもどしてもらおう。
「神さま、お願いですから、もう一度石屋にならせて下さい。」
神さまは、にこにこ笑いながら、
「石屋でいいのだな。」
とねんをおして、石屋をもとの石屋にもどしたということじゃ。それからの石 屋は、自分の仕事が一番大切で、世の中の一番えらい者だと思い、以前よりたいそう働き 者になったんじゃとさ。みんなもこんな経験をしたらどうじゃ。

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