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四国八十八ヶ所霊場 第十八番 母養山宝樹院 恩山寺

所在地:〒773-0008 徳島県小松島市田野町恩山寺谷40
電話:08853-3-1218 宿泊施設:なし

【由来】
聖武天皇の勅願により行基菩薩が厄除けのために本尊の薬師如来を刻み、開基。大日山蜜厳寺と号し女人禁制とした。のち弘法大師 がこの寺にとどまられた時、母の玉依御前がたずねられたが女人禁制のため登ることができなかった。大師は仁王門のあたりまで山を おりて十七日間秘法を修し女人開禁の祈念を成就されてのち、母を伴って登り、孝養をつくしたと伝わる。やがて母はこの寺で剃髪さ れ、その髪を納め、大師は寺号を母養山恩山寺と改めた。なお境内には母に孝養をつくした記念の唐木(毘欄樹)がある。大師堂の本 尊は諸人に福を授け、厄を除くことを祈願して、大師が刻んだものと伝えられている。

【民話】
寺が開かれてから百年余り後に、お大師さまがこの寺でしばらく留まっておら れた時のことです。
お大師さまの母君の玉依御前が尋ねて来られたのでした。ですが、寺へは女人禁制のため花折り坂か ら上へ登ることが出来ません。母君は折角そばまで来ているのに会えないことを 嘆き悲しまれたのでした。このことを聞いたお大師さまは山門の近くで女人禁制 を解くために十七日間秘法を修め、女人開禁の願いをかなえられました。それか らはお大師さまは母君を伴って寺に上られ、毎日一生懸命親孝行を尽くし一緒に 過されたのです。
やがて、母君は仏門に入るために頭髪をそり落して、その髪の毛を納められま した。この時に、お大師さまは寺号を母養山宝樹院恩山寺と改められ、その後自 らの像を刻んで安置されたのでした。大師像は大師堂の本尊で「厄除大師」とい われ危険や災難除けにご利益があるといわれています。
母君はやがて、女人禁制の高野山のふもとの九度山の慈尊院で余生を送られた のでした。

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