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四国八十八ヶ所霊場 第十二番 摩廬山正寿院 焼山寺
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所在地:〒771-3421 徳島県名西郡神山町下分字地中318 電話:088-677-0112 宿泊施設:あり(100人)要予約。
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【由来】
役行者小角の開基。開山は弘法大師であり安置している本尊・虚空蔵
菩薩像四尺五寸をはじめ三面大黒天、牛頭天王とも大師の作。巡錫中の
大師は焼山寺の開山に訪れた。
登山に及ぶにつれて悪蛇の妨害を受けた。寺伝によると、この山中の
魔の毒蛇が火を吐いて危害を与え、大師登山のときも全山火の海であっ
た。大師が垢取川で身を浄め、真言を唱え、摩盧(水の意)の印を結ぶ
と前に進んだ。火は消え、九合目の岩影から毒蛇が飛びかかった。この
時、虚空蔵菩薩が現われ、毒蛇を岩窟に封じこめた。大師は虚空蔵菩薩
むを刻んで本尊とし、寺号を火の山にちなんで「焼山寺」としたという。
参道途中には衛門三郎最期の遺跡、杖杉庵がある。衛門三郎逆打ち(八
十八番札所から遍路すること)二十一回目にして大師と出会った所でも
ある。
【民話】
昔、この山に霊があるといわれて人々は、山を拝んでいたのでした。
しかし、山には魔力を持った大きな毒蛇がいて村里へ出ては暴れて人や
農作物に火を吐いたりして害を与えていたので人々からは大変恐れられ
ていました。
ある時、この山を遙か彼方より拝んでいた役の行者が来られ仏さまを刻
んでお祀りされたので、毒蛇はおとなしくなりました。
役の行者がいる間は良かったのですが、やがて山を下られると、毒蛇は
おさえつけられていたうっぷんを晴らすかのように、ますます暴れるよ
うになりました。丁度この頃お大師さまがお寺を開くために山を登って
こられたのでした。
途中の一本杉の根元で疲れて眠っておられたお大師さまを誰か起す者が
います。お大師さまが目をあけると、それは阿弥陀如来さまで、静かで
あったこの山は毒蛇のために一面火の海となっていました。毒蛇はお大
師さまが登って来るのを妨げるために山火事にしたのでした。
そこで、お大師さまは身を清めて印を結び、真言を唱えると進まれる先
の火が次第に消え、大きな岩のある九合目まで行かれた時、火がパッと
消え毒蛇が姿を現わしました。
毒蛇がお大師さまを飲み込もうとした時、虚空蔵菩薩が現われ、毒蛇は
その場に平伏したのです。そこでお大師さまは二度と悪い事が出来ない
ようにと大岩に毒蛇を封じこめ、その上に三面大黒天と牛頭天王をまつ
られました。そして虚空蔵菩薩を本尊とし、山が焼けていたので焼山寺
と名付けて寺を開かれたということです。
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