●カンサイタンポポ(キク科)
Taraxacum japonicum Koidz. タラクサクム ヤポニクム(日本の)
日本在来の黄花のタンポポのうち,関西から西で出
会うのは,ほとんどこの種である。花がやや小さく,
標準的なものでは,花時の総包の長さは13〜14mm,外
片の長さは内片の1/2未満,角状凸起はごく小さい。
[ノート]在来のタンポポは,花期が4〜5月に限
られ,セイヨウタンポポのように夏から秋まで次々に
咲くことはない。また分布域が限られていて,日本中
に広がったものはない。種の見わけには総包のようす
が,何より重視される。北村四郎博土説によれば,日
本産ほぼ20種。代表的なものをつぎに記す。
Bエゾタンポポ(キク科)
Taraxacum hondoense Nakai タラクサクム ホンドエンセ(本土の)
関束地方南部を除き中部地方から北海道までに分布。
頭花は大きく,総包は長さ25mmにもなる。外片は内片
の1/2ぐらい,幅が広く,角状凸起はない。東北地方から北海道にあるエゾタンポ
ポから分けて,シナノタンポポとする見解がある。
Bトウカイタンボボ・ヒロハタンポポ(キク科)
Taraxacum longeappendicu1atum Nakai タラクサクム ロンゲ
アッペンディクラーツム(長い付属物のある)
千葉県から東海地方の分布。総包は長さ15-16mm
が標準で,外片は細くて長く,内片の2/3内外,角状
凸起がとくに大きい。
Bカントウタンポポ(キク科)
Taraxacum platycarpum Dahlst. タラクサクム プラティカルプ
ム(幅広い果実の)
関東地方とそのまわりに分布。総包は長さ15〜18
mm。外片は前の2種の中間の形で長さは内片の1/2
ほど,みな角状凸起をもつ。
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