ホーム >> 小豆島の花 >> 小豆島の花ハマボウフウ(セリ科)
ハマボウフウ(セリ科)
Glehnia littoralis

北海道から琉球諸島までの日本全国のほか、千 島・樺太・アムール川およびウスリー川流域・朝 鮮・中国に分布し、海岸の砂地に生える多年草。 根はゴボウ状で長く、茎は多少分枝し、高さ5〜 40cmになる。葉は1〜2回3出複葉、裂片や小葉 は広くて先は円く、肉厚で、全草白毛が多い。花 期は6〜7月で、花序は複散形、両性花で花弁は 白い、果実は稜が目立ち、コルク質で、波に浮か んで流れてゆき、分布を広げる。若葉は刺身のつ まに最適で、若芽は酢の物に用い、根は漢方のボ ウフウ(防風)の代用で風邪薬として用いる。こ のためよく栽培されている。海岸の砂浜に自生するハマボウフウの若い葉や茎には独特の芳香があって、葉 柄に十字の切り込みを入れて水に放すとくるりと巻き上がり、淡紅色の葉柄と淡 緑色の若葉とのコントラストも美しく、上等の刺身には必ず添えられている。 ハマボウフウは、かつての小豆島の砂浜にもかなりの自生があった。 ハマボウフウは刺身のツマのほか、サラダにしたり汁の実にも使え、ゆでてお ひたしや辛子醤油和え、胡麻和え、酢味噌和えなどにして食べてもおいしく、根 や根茎を乾燥したものを煎じて飲めば解熱効果があり、漢方としても重宝である。 結構ずくめの植物とはいえ、もともと自生の少ない植物であるから、乱獲するよ り畑で増殖をはかるほうが賢明であろうと思う。作りやすい草である。 どうしても野性のものが食べたいというならば、葉柄から上を採取し、根は残 しておく。

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