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ダンドク(カンナ科)
Canna indica L. カンナ インディカ(インドの)
熱帯アジア原産の多年草で江戸時代に渡来,九州に はいま野生状態で残っている。全体の姿が園芸植物の カンナ(ハナカンナ)にそっくりだが,葉の先がカンナ ほどにはとがらず,葉面がもっと横に広く開いてつく。 花は長さ5cm内外。がく片も花弁も幅数mm,真紅 色。おしべもめしべも花弁と変わらぬ形で,おしべに は片側に葯がつき,めしべには柱頭があるので見わけ られる。カンナ科の代表として花の構造をしらべたい が,いまは世間に少なく,ことに九州以外の土地の人 には入手しにくいので,代わりにカンナ(正しくはハナ カンナ)の構造をしらべてみよう。
Cハナカンナの花の構造カンナ科
Canna generalis Bailey カンナ ゲネラリス{一般的な)
明治の末ごろに渡来し,いまは全国的に栽培される 夏の花。交配によって作り出された園芸植物であるが, カンナ科の特徴をよく保存している。花の下方は大き な包葉につつまれているので,これを除くと,まるく て表面がぶつぶつした子房が出てくる。下位子房であ る。その上に外花被(がく),さらに筒形で深く3裂し た内花被(花冠)があり,我々が花弁と思っているもの はどれもおしべの変形物である。ただし,やく(葯,こ なぶくろ)をもつのはただ1枚しかない。めしべの花柱 もまた花弁のようである。

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